絵を描きましょう

ピアノを習っている幼稚園の生徒さんに大きな画用紙に絵を書かせてみると、
あまり指の力がないことに驚くことが多いです。
「何か好きなものを書いてごらん?」と言っても、なんか首をかしげてあまり描きたいものもない様子。
そんな生徒さんが増えているような気がします。(一般論として聞いてください。)
小学校になるとひらがなを習うので、その前には、ひらがなを練習するご家庭が多いと思うのですが、
ひらがなを教える前に、クレヨンやマジックでたくさん絵を描いているでしょうか?
残念なことに、皆さんあまりご家庭で描いている様子が見受けられません。
そういう生徒さんには、私が簡単な何かを書いてあげて、それを真似して書いてもらうようにしてみます。
そのうちに、面白がって自分から何かを書いてくれるようになります。
当たり前ですが、簡単な絵(丸や、簡単な顔など)を描くこととピアノを弾くこと、どちらが難しいでしょうか。
明らかに、ピアノを弾く方が難しいです。
ですから、ピアノを上達してもらいたい!と親御さんが思うのであれば、
丸や四角、三角、簡単な動物や植物、おうちなど、それほど上手じゃなくても良いので、
描けたほうが良いのです。それはいずれ音符を読む力に繋がります。もちろん図形などを観察する力にもなります。
ですから、スマートフォンを見せたり、ゲーム機を買ってあげる前に 
カレンダーのような大きい紙を取っておいて
ご家庭でたくさん絵を描いて欲しいのです。
お子さんが、あまり自分から書きたくなさそうなタイプなら、なおのこと、
親御様がアプローチして、少しでも絵を描くように促したいものです。
この時、親御様があまり上手な絵を書かないことがコツです。お子様のレベルに合わせるのです。
プライドが高いお子さんは「うまく書けない」と言って書くことを躊躇してしまいます。
とにかく何かを書かせることです。

最初から、立派な絵を書こうとしなくても良いのです。
本当にシンプルな、線であるとかぐるぐる🌀みたいなもので良いわけです。
字を書く前に、たくさんいろんな絵を書いておくと、運指力がついて
字を教わったときに楽に書くことができます。
それから、ひらがなは50の文字がありますが、絵に描けるモチーフと言うのは50種類ではありません。
無限にたくさんあるのです。
幼児期は、50に限らず、もっといろんなものに目を向けて、描いてみるべきだと思います


字を教えるときに、初めてまともに鉛筆を持つ、と言うのはあまりお勧めいたしません。
字を覚えるときには鉛筆が楽に持てるような状態であって欲しいものです。