動画添削システム

最近、年間レッスン回数の見直しをし、月3回レッスン、年36回レッスンになりました。

これは、天候不良や自身の体調不良、あるいは、身内の不慮の事故などそういうものに対応するためにこのような形にさせていただきました。

私がこの仕事を始めた頃は、5月の連休の時もレッスンをしていた位だったのですが、
最近は、共働き家庭も増え、お子さんの習い事の数も昔よりも増えました。
全国の、ピアノ教室のレッスン回数も昔より少なくなっている、という状況は聞いており
私自身も肌でそれを感じることが増えたため、
このような形にさせていただきました。

でもこれだと、うっかりすると2週間ぐらい次のレッスンまでの間が空いてしまいます。
そういう時のために動画添削システムを導入しました。
生徒様のご自宅で演奏動画を撮っていただき、私にLINEで送信してもらいます。
そして、私が都合が良い時にアドバイスを送ります。
そのアドバイスは、テキストの時もあるし、動画の時もあります。

以前から、個人的にやっていた生徒様はいるのですが、
大々的にシステムとして導入したのは最近となります。


体験レッスンに来たときに
「振り替えはどれくらいの頻度にしてもらえますか?」と言うご質問をいただくことがあるのですが、
ピアノは、いくら先生のところにしげしげと通っても
自宅での練習習慣がつかなければ、上達しません。
上達しなくてもいいんだ、ピアノ教室で、わずかな時間に子供を預かってもらえればそれでいい、と言う考えの方は話が別ですが。

ピアノも、勉強も、いくらインプットばかりしたりしても定着しないのです。
大事なのはアウトプットしていくことなのです。
そういう意味で、動画送信する事はとても良いことです。
実際、やっていただいた生徒さんの様子を見ているととても良い効果を感じています。

要するに、振替をやってもらうことばかり考えるのでなく、
ご家庭で、できる事は何なのか、考えることが上達するためには大事です。

またこのシステムは、体調不良などでやむを得ずレッスンを休まなくてはいけない時でも
良い役割を果たします。

最初はちょっと戸惑いがあるかもしれませんが、
具合が悪くてレッスンを休んでしまった時。
または、たまたまレッスンの間が2週間ぐらい空いてしまった時などに
宿題の曲を1曲か2曲練習して、その後、録画して先生に送ってください。


先生が、添削してアドバイスを返します。
そのアドバイスをもとにまた練習するのです。

ピアノの練習とはこの繰り返しです。

確かに、めんどくさく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、ピアノの月謝は1ヵ月分ではたいした値段ではありませんが、年間にすると結構高額です。
この高額な月謝を無駄にしないためには、
このようにコツコツと小さな努力を積み上げていくしかないのです。

強制ではありませんが、
なかなか、練習習慣がつかないなぁと思っている生徒さんほどぜひ動画送信してほしいです。