私のピアノ指導の原点

この本は私がピアノの指導をアルバイトで始めた大学3年生頃に買ったものです。
この本に書いてある事は、今でも私のピアノ指導の考え方のもととなっています。
もちろん、同じような子供や人間をタイプで分ける本や、子供にやる気を出させる方法などの本は他にも持っていますが、ピアノ教え始めた若い時にこの本と出会えたことが、今の私のピアノ指導にはとても影響していると考えています。
人間は、タイプがいろいろであること。
たとえ兄弟であっても、親が同じような叱り方をした場合でも反応が違うこと。
勉強や、お習い事にもっと精を出してほしいと思ったら、親のほうも勉強が必要なこと。
どういう風に寄り添ってあげたらいいのか、どういう声かけをしたら、子供がやる気になるのか考えること…。
ピアノの先生は勉強熱心な方が多いですが、
えてしてカリスマピアノ教師の方ばかり向きがちです。しかし、そればかりする事は果たしてそれは意味があることなのか?疑問に思うことがあります。
ピアノ教師といえども、幅広い視野を持つ事は大事ですよね。そんなに偉そうなことは言えませんが。

そして、学校や塾は集団授業でいろいろなことが進んでいきますが、ピアノは大体個人指導です。
そこに希望があり、わざわざ集団指導と同じことをやる事はないと思っています。